HOME > 職人日記 > 羽織の染め替え/店主

職人日記

< 祝!【職人日記】開設!  |  一覧へ戻る  |  カビからの変色 塩瀬名古屋帯 >

羽織の染め替え/店主

職人日記・第一弾目は店主が筆を執ります。


今回は、お母様から譲り受けた羽織の相談です。

DSCN0423(b).jpg

前提として、あまりに気に入って無いのでどうにかして欲しいとのこと・・・。

かなり古いものでカビからの黄変とヤケが有るため、そのまま染めても
黄変・ヤケを直してから染めても、どちらにしろ染難(ムラ)が出やすい状態となっていました。

生地に銀糸の縫取り(織)で柄が有る為そちらを最大限に生かすこと、
また染難が目立たない方法をお客様と綿密に相談した結果、最終的に一つ気に入って頂けた方法と色が見つかりました。

更に、昔の物なので反幅が狭く裄(手の長さ)が足りないという問題も。
洗い張りを施した後、染める際に白生地(3尺程)も一緒に染め、仕立ての際に袖付けに足して仕立てました。

DSCN0756(A).jpg

「想像以上の出来上がりです!」と喜んで頂け、安心致しました。


染め替えは形のある物を販売するサービスでは無いので、出来上がりはある程度お任せ頂かなければ出来ないサービスです。

極力、お客様の要望に応える為に色が合わない時はコストを無視で数回染める場合もあります。

派手になって着なくなった着物などを染め替えをお考えであれば、
どう生まれ変わるか想像し楽しみながらご相談頂ければと思います。


< 祝!【職人日記】開設!  |  一覧へ戻る  |  カビからの変色 塩瀬名古屋帯 >

このページのトップへ